Concur Invoiceとは?機能・特徴、導入による効果を徹底解説

Concur Invoiceとは?機能・特徴、導入による効果を徹底解説

バックオフィス領域におけるDX推進が重要な課題として認識されるようになったことを背景に、経費領域の自動化・効率化を叶える『SAP Concur』への注目が高まっています。

今回は『SAP Concur』の請求書管理クラウドサービス『Concur Invoice』について、豊富な機能と特徴、導入効果を詳しく解説します。

Concur Invoiceとは?

『Concur Invoice』とは、株式会社コンカーが提供する請求書管理クラウドサービスです。取引先から受け取った請求書にまつわる情報と支払業務をクラウド上で一元管理し、業務プロセスの自動化を実現するサービスです。

コロナ禍によるテレワークの導入や書類の電子保存をめぐる法改正などをきっかけとして、バックオフィス領域におけるDXの重要性に目が向けられるようになり、請求書管理業務においてもペーパーレス化や効率化に向けた取り組みが急がれる中、大手企業のみならず、中小企業やベンチャー企業をはじめとした数多くの企業が『Concur Invoice』の導入に踏み切っています。

Concur Invoiceでできること

『Concur Invoice』の導入によって、一つのクラウドシステム上で

1.支払申請・承認
2.支払業務
3.経費分析

を完結させることができます。

1.支払申請・承認

社員は取引先から受け取った請求書に基づいて『Concur Invoice』上で支払依頼の作成・申請を実施。上長や経理担当者は申請内容をチェックし、承認/差戻しを行います。

2.支払業務

上長や役職者の承認を得た支払依頼が届いたら、経理担当者は「内容が社内規定に即しているか」「発注情報と請求書情報が一致しているか」「予算を超過していないか」などを確認し、問題がなければ支払を確定します。
確定した内容については『Concur Invoice』上で管理される支払予定表に基づいて、振込データの作成(NTTデータ・スマートソーシングが提供するブリッジプログラムを活用)、振込手続き、処理を進めます。

3.経費分析

分析レポート機能『Concur Buisiness Intelligence』の活用によって、『Concur Invoice』上で統合管理された請求書・領収書データや取引先情報、発注情報などをもとに、経費の使用や申請、支払の状況を細かく分析し可視化することも可能です。

Concur Invoiceの機能

『Concur Invoice』は、経費精算・経費管理業務のクラウド上での一元管理を実現するサービスです。

1.外部サービスとの連携による入力支援機能
2.請求書データ一元管理機能
3.ワークフロー管理機能
4.規定自動チェック機能
5.電子帳簿保存法対応

1.外部サービスとの連携による入力支援機能

『Concur Invoice』とパートナーサービスとの連携によって、電子データで受け取った請求書の自動連携と、AI-OCRによる紙・PDFの請求書の自動取り込みを実現。金額や支払情報、明細情報などを手入力で転記する手間をかけず、システム上でそのままスムーズに申請を行うことができます。

2.請求書データ一元管理機能

読み込んでデジタル化した請求書データは、書式を問わずすべて『Concur Invoice』上でまとめて管理することができます。データの検索が簡単に行えるほか、領収書データや発注情報、取引先情報など企業の支出にまつわる情報と連携し、データ分析に活かすことも可能です。

3.ワークフロー管理機能

『Concur Invoice』では、取引先や経費タイプ、金額などに応じて申請・承認のワークフローを設定することができ、またステータス管理やコメント・メモの付与、変更/対応履歴の保存などワークフロー管理をサポートする機能も充実しています。

4.規定自動チェック機能

『Concur Invoice』に社内規定や監査ルールに基づくチェックロジックを設定すれば、規定違反を自動でチェックし、チェック状況をダッシュボードで可視化することができます。

5.電子帳簿保存法対応

機能性と操作性のバランスがとれた分かりやすいUI・UXを強みとする『SAP Concur』なら、経理領域の複雑な手続きや業務も、誰でも簡単な操作で行うことができます。

『Concur Travel』と『Concur Expense』の連携で多様な情報を統合管理し、「極めてスムースな作業体験」で経営の効率化や社員のストレス低減に貢献しています。ユーザーインタビューを重ねて要望を汲み取りながら進めるユーザーファーストの開発が高く評価されています。

まとめ

『Concur Invoice』とは、取引先から受け取った請求書にまつわる情報と支払業務をクラウド上で一元管理し、業務プロセスの自動化を実現するサービスのこと。バックオフィス領域におけるDXの重要性が高まる中、大手企業のみならず、中小企業やベンチャー企業をはじめ多くの企業に選ばれています。

請求書情報の手入力による業務負荷、チェック・承認の形骸化、経理部門の働き方改革などに課題をお持ちのお客様は、ぜひ請求書管理業務のペーパーレス化や効率化を後押しする『Concur Invoice』の活用をご検討ください。

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