Peppol(ペポル)に準拠したデジタルインボイス対応のおすすめシステム

Peppol(ペポル)に準拠したデジタルインボイス対応のおすすめシステム

受発注や請求にまつわる電子文書をネットワーク上でやりとりするにあたっての、文書仕様やネットワーク、運用ルールなどの規格を取り決めた「Peppol(ペポル)」。今回は、このPeppol(ペポル)に則ったデジタルインボイスのやりとりに対応する、おすすめのシステムをご紹介します。

電子インボイスとは?

インボイス制度下においては、“売上にかかる消費税額” から “仕入や経費にかかる消費税額” を差し引く「仕入税額控除」の適用を受けるためには、①必要項目が記載された「インボイス(適格請求書)」を売り手が買い手に発行し、②両者が保存することが求められます。

このインボイスを電子データ化したものを「電子インボイス」といいます。

【電子インボイスについて、詳しくはこちら

Peppol(ペポル)とは?

Peppol(Pan European Public Procurement Online)とは、受発注や請求にまつわる電子文書をネットワークでやりとりするにあたっての、文書仕様やネットワーク、運用ルールなどの規格を定めた国際的な標準仕様のこと。

各社が統一されたルールに則ることで、スムーズに電子インボイスをやりとりできるようにと、日本では、2020年末にデジタルインボイス推進協議会(EIPA)が国内向けの電子インボイスの標準仕様を「Peppol(ペポル)」に準拠したものにすることを発表しました。

この仕様に則り標準化された電子インボイス=「デジタルインボイス」の普及に向けて、デジタル庁やEIPAによる取り組みが進められるとともに、よりスムーズな取引や経理業務の負担軽減を叶えるべく、Peppol(ペポル)対応のシステム・サービスもさまざま登場しています。

【Peppol(ペポル)の仕組みについて、詳しくはこちら

Peppol(ペポル)対応のシステムを導入するメリット

単に紙の請求書を電子化するのではなく、Peppol(ペポル)対応のシステムを導入してデジタルインボイスのやりとりを行うことによって、次のようなメリットが得られます。

1.経理業務を自動化できる
2.電子インボイス取引が簡単になる
3.海外取引が容易に行える

1.経理業務を自動化できる

Peppol(ペポル)対応のシステムを導入すれば、Peppol(ペポル)に準拠したデジタルインボイスにまつわるデータの取り込みや、仕訳、仕入税額控除の計算などの業務の自動化が可能に。手作業で入力や計算を行う手間と時間を削減できます。

2.電子インボイス取引が簡単になる

Peppol(ペポル)対応のシステムから、電子データのやりとりが行われる「Peppol(ペポル)ネットワーク」に接続すれば、このネットワーク内の中継地点(アクセスポイント)を介してデジタルインボイスを自動で簡単に送受信できます。

3.海外取引が容易に行える

Peppol(ペポル)は国際的な標準仕様のため、Peppol(ペポル)対応のシステムを活用して仕様に則った運用を行っていれば、海外の企業との取引も簡単に行えます。

Peppol(ペポル)・デジタルインボイス対応のおすすめシステム

Peppol(ペポル)に準拠したデジタルインボイスのやりとりに対応している、おすすめのシステムを3つご紹介します。

1. 請求書管理クラウドサービス『Concur Invoice』
2. AIクラウドサービス『Remota』
3. 請求書クラウドサービス『BtoBプラットフォーム 請求書』

1.請求書管理クラウドサービス『Concur Invoice』

取引先から受け取った請求書の情報と、それをもとにした支払申請・承認、支払処理の一連の流れをクラウド上で一元管理できるサービスです。社内規定・監査ルールにもとづくチェックやワークフロー管理などをサポートする機能も豊富に備え、経理業務の自動化と効率化を実現します。

『Concur Invoice』について、詳しくはこちら

2.AIクラウドサービス『Remota』

受け取った紙・電子データの請求書からAIで必要な情報を読み取り、請求書管理クラウドサービス『Concur Invoice』『BtoBプラットフォーム』にボタン一つでデータ連携を行えるサービスです。起票から仕訳、確認までの一連の流れを自動化し、『Concur Invoice』による請求書管理をより正確かつ効率的なものにするのに役立ちます。

『Remota』について、詳しくはこちら

3.請求書クラウドサービス『BtoBプラットフォーム 請求書』

インフォマート社が提供する請求書クラウドサービス『BtoBプラットフォーム 請求書』もAIクラウドサービス『Remota』との連携が可能です。『Remota』で読み取った請求書データをAPI連携で『BtoBプラットフォーム 請求書』に取り込めば、手入力の手間を省き、また紙・電子データの請求書を一元管理することができます。

まとめ

「Peppol(ペポル)」に準拠したデジタルインボイスのやりとりを行うには、Peppol(ペポル)に対応した請求書管理システムやサービスを導入する必要があります。

Peppol(ペポル)対応システムの導入をお考えのお客様、インボイス制度対応や経理業務の効率化に課題をお持ちのお客様は、ぜひNTTデータ・スマートソーシングにご相談ください。

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